「端折らないでいいんじゃない・・」

この写真のモデルの一言

「端折らないでもいいんじゃない・・」

この「端折る」という言葉の意味は、元々

「裾を端を折って短くする」「途中を省略する・・」というような意味

現代では、「気負わずに、自然体でやっていけばいいんじゃない・・」

というときに使うような気がする

 

モデルは、「僕の最近の気持ちの焦り」を察していたのだろう・・

「端折らないでもいいんじゃない・・」という一言に救われた気がした

僕の中ではいつも、展示会を前提として撮影を続けている

「国内では無名でも、外に出たら絶対に負けられない・・」

・・そんな気負いばかりが先行してるのを見抜いていたのだろう

 

今、原点に戻って、”ノルマ” のようなものは設けず、

夢中になって、楽しく撮影していこうと思っている

 

 

 

 

一枚の写真が出来るまで・・

この作品は、モデルと僕の二人で創っている

僕の役割は、写真家がするような当然のことで、

モデルは、場面のコーディネイトからポージングまでをこなす

まぁ、モデルがスタイリストの役割まで受け持っていること

・・こうして、一枚の写真が出来上がる。

奇異に映るかもしれない・・

この画像、ちょっと奇異に映るかもしれない

頭部が見えないし、ポージングにも統一感がない

それでも、

肢体の質感と造形、特に上体の部分が綺麗に見えればすべて良い

極端に言えば、

下手な写真でも、際立って美しく見える部分があればそれで十分

ここでも、全ては相対的なもの。

 

Body Painting 2

限られた時間(90分)で描き切ってしまうスピードと集中力が必須

下着など付けずに、普段通りヌードの状態で描いていく

光はバランスよく当てているが、平面ではないので、

既にグラデュエーションは出来ている・・・と考えている

 

創作後の感想・・・創作と言っても、描くことから撮影することへと2段階の工程を経て出来上がるので、体力はもちろん精神力が問われる

新しいキャンバスの上に絵具を置く瞬間に覚える緊張感とは別に、いやそれ以上に、

様々な感覚を覚える・・

生身の素肌に絵具をのせる、モデルの息遣い、体温、、、

この上ない贅沢と言えばその通りだが、クリエイターならば「結果」が問われる

 

この創作は、モデルとクリエイターの信頼関係があって、成り立つこと

クリエイター側が動じているようでは話にならない

”足腰が甘い”人にはお勧めできない。

 

このような創作する場合、

普通なら、髪をまとめて(くくって)、人体をトルソーのように仕立てて

描き撮影する

「私の普通」と「他の多くの人たちの普通」は、

この点において異なっている。

 

 

 

 

 

Body Painting 1

このボディーペインティングですが、様々な難しさがあることを記しておきます

先ず、安全面から・・

絵具は小学生が使う12色位の(口に入れても)安全なものを使うこと

100均では信用できないので、ちゃんとした文具屋さんで手に入れるてください

それから、モデルをされる方がアレルギーなどの問題がないかを確認すること

僕はネットで調べて、片栗粉を使いました(お湯を沸かして、ゼリー状の解き湯を作っておく)

これだと、肌に付着せず、すぐに洗い流せるからです

 

それと、生身の肌の上に絵筆を走らせるわけですから、

普段描いているキャンバスの上と違うこと、

自分の腕にでも描いて、前もって練習しておきましょう

それから、空いている方の手で肌に触れることのないようにしましょう

彫刻家でもない限り、立体に絵を描くことはなのですから、想像以上に時間がかかります

かなりのスピードで描き切ってしまうこと(この場合は、立ちポーズで手足を開きかげんにする楽なポーズ。同様のポーズを維持するのは20分が限度で、休憩を10分入れて、総時間は90分以内にする)

描き終ってから、そのまま撮影に入るわけですから、描き手と撮り手を連続してこなすことになる。僕の場合は、描く自分と撮る自分が”違う人”なので、その切り替えがきかず、撮る人に成り切れた時は既に絵具が落ち始めてました。(モノクロになってますが、原画は色彩があります) ちなみに、モデルがばりばりのダンサーなのでこのポーズが可能。

 

背景に大切さ

当然のことだが、写真には背景が写り込む

この背景画は、とある画家の作品

僕はシャッターを押しただけで、

アンティークな椅子から、羽織った布、ポージングまで

全てはモデルが揃えたもの。

カメラもレンズも全て、NIKON

この画像は、ほぼ原画に近い

もちろん、トリミングはしてあるし、赤外線フィルタなる編集をしている

この、ソフトでの赤外線フィルタなるもの、白黒写真では特に”有効”で、

独特な世界を創る、

ただし、ソフトによってはかなり画像が劣化することもある。

 

 

”カルヴァッジオ”  のようだ・・

ここにあるのは、たぶんモデルの感性でもなく、写真家の狙いでもない

それぞれの感性が化学反応を起こし、全く別のものを創らせた

コラボの成せる業・・

 

たぶん、モデルにとっては”自分”ではなく、

写真家にとっては、レンブラント以前の何処かで見たような絵画に思える

 

モデルからのコメントでは、 ”カルヴァッジオ”  のようだ・・とのこと

僕は、その名も作品も知っているが、”把握”してない

その頃の絵画は、レンブラントでくくれてしまっている。

(参考)レンブラントは、Rembrandt Harmenszoon van Rijn 。この国では、レンブラントと言うが、海外では、van Rijn(ファン・レイン、フランス人はベイ・リジン)と発音していたように記憶している。Rembrandt とは、出身地名か代々受け継いできた職業名なのだろう。 ちなみに、Leonardo da Vinciをダ・ビンチで共有しているのはこの国だけで、Leonardo(レオナルド)と言い、僕の作品の中にはLeonardo lightなるものがあると言っていた。 当時、レオナルドという話になった時、サッカーの話にかわったのかと思った・・

・・・ 追記 ・・・

この画像をFBに載せたら、一発 ”レッドカード” が出され、1週間操作不能になった

この画像なら、画像認識では、引っかからないはずで、

たぶん「誰かの通報」であろうと思われる

疑心暗鬼になるのは嫌だから、それ以上は考えないようにしよう。

彼の地で好まれる写真

このような画像が、「作品」として、好まれるし、評価も高い

特に、EU圏では

 

僕にとっては、試作品の一枚に過ぎませんし、そのベクトルも異なる

それと、”彼らと同じ土俵”に上がるつもりもない。