魅了するモデルであるために・・

最近、美術モデルをしながら、フォトモデルも兼ねるモデルを撮ることが多い。

 

フォトグラファーならば、大きな舞台で展示会をしたいという欲求が常にあるように、

モデルも、そういう展示会での作品モデルでありたいと思うことは当然である。

 

「どうしたら優れたモデルになれるか?」と聞かれることが多い。

撮影しながら、様々な指示を出すことはあるし、

撮影前に「今日のテーマ」として、こういうことを大切にして臨もう!という、話はする。

ただ、優れたモデルになる”コツ”とか”心得”などはないと思っている。

・・ないというよりも、”多様な在り方”があると思っている。

 

コンビニに並ぶような雑誌の表紙モデルなら、容姿がそこそこなら難しいことはないと思う。

Runway を歩くモデルになれるのは、条件的にも例外的で、

衣装をカッコよく見せるためのモデルであり、私が話すような分野ではない。

 

美術モデルとして頻繁に声がかかる人気のモデルと、

写真家を魅了するフォトモデルには共通点が多い。

ポーズ集に載っているようなお決まりのポーズはしない。

ポーズをするにあたって、感性と内なる好奇心が優先する。

 

フォトモデルに限れば、様々な人にチャンスはあると思っている。

優れたモデルになるコツはないが、これはダメ!という事項を箇条書きにしてみる。

(1)カメラ目線になる。 目がカメラを向いてないときも、

例えば、この画像のように後ろ向きになっているときも、カメラの存在を意識してしまう。

モデルとして経験値が上がれば、どのように写り込んでいるのか気になるだろうが、

それは写真家の仕事であり、モデルは自らの凛としたポーズ創りに集中すべきである。

・・・このように”深い意味”でもカメラ目線にならないようにする。

 

(2)嫌なオーラを出さない・・・美術モデルなら良いが、

写真はシビアにそのオーラを捉えてしまうので、

”自分は性格が悪い”と思う人はフォトモデルには向かない。

 

(3)体を磨く前に精神を磨いた方がよい・・・

私個人としては、”凛とした姿勢”でカメラの前に立つモデルを望んでいる。

それには、凛とできるだけの内面的な拠り所があるはず。

・・肉体とは精神の宿る殻にすぎない。