


・

この作品のモデルはKimiko Nakahara である。 彼女の肢体の美しさがいかんなく発揮されてます。

優れたモデル
2014年前後の作品。
テーマみたいなものはその時々の直感みたいなものでやって来たので、自由で縛りない開放的で、自分が観ていても楽しめる。
model : Nourah Oriental dancer

モデルにも私にも「潜在能力」と思われるものは歴然と存在し、その上にすべての作品があることも確かです。
この作品は僕の初期を代表する一枚であり、モデルのPotentialの高さをうかがわせますね。 同時に、(自分で言うのも変ですが)僕のPotentialも見えてますね。


ジャズダンスであったり、ベリーダンス、バレエであったり、ダンサーが多いですね。
ダンサーであれば、作品モデルとしてのPotentialは潜在的に高いことになりますね。

点数化をすること自体がおかしな話だが、絵画は0から立ち上げるわけだから、その作品には0点から100点までの評価が与えられる。 ところが、写真ではシャッターを切った時点で(誰でも)80点を得られる・・しっかり写り込んでいるので。 写真家のつらいところは、素人で下手な人でも80点の持ち点が既にあること。 だから、高級なカメラを買えば誰でも写真家を名乗ることが出来る。 カメラを持てばその時点でPotentialは80点あることになる。

絵画の評価では”才能”があるかどうか?という言い方をするが、写真家の世界では”センス”が良いかどうか?という言われ方をする。
たぶんにその原因は、写真は商業的に利用されることが多く、ファッション関係はその花形とも言える。 だから、センスの良し悪しを言われることになる。
また、写真家はセンスが良ければ飯は食えるが、絵画で生計を立てることは奇跡と言われるほど難しい。
・








写真に限定するが、良い作品を創りたいと思うなら、その心得は一つしかない・・観た者にどれほどの創造力を与えるか?そのことに尽きる。 だから、アングルだとか構図だとか・・そんなことはどうでもよい。 上手い写真を撮っても、それ自体では何の意味もない。 モデルにも同様に言えることで、写真家をどれほど魅了できるかか?その魅了する図を写真家はどれほど撮り込めるか?そういう連鎖があって初めて良い作品は生まれる。 上のモデルは、絶対に媚びてないよね・・魅了しても媚びるな!・・これは、モデルにとっての“肝”となる心得。 ・・偉そうなことばかり書き記しましたが、これは本心です。




・

・
あえて、6年前に撮った2人のモデルの画像を載せている。 美術モデルのポージングとフォトモデルのそれとは、顕かな違いがある。 美術モデルは全方位からの見え方を念頭に入れ、フォトモデルはカメラ側から見える姿だけを想定してポーズする。
どちらにせよ、魅せるポーズと、そうとは言えないポーズはある。 上の画像は、そのモデルならではポーズであり、下の画像では、自身が最も美しく魅せられるポーズを試みている。 体形が変われば魅せるポーズも自ずと変わる。

・

・

スタジオにて・・

ロケーション:葉山海岸

・