魅せられるヌード

どこがどうと説明がつかないが、魅せられるヌードというのはある。 スタイルが特にいいとかそういうんじゃない、怪しさに存在感があるというか、モデルの小悪魔的資質がそうさせるのか、男性が魅せられる”ツボ”を心得てるのか、画像を見てもらえば私の語ることが分るはず・・魅せられるヌード:Makina

少女のような可愛さと大人の色香が同居する不思議な世界を展開する。 ポージングも彼女独特なものであり、舞踊、ダンスや演劇で身に着けたような何かではない。 彼女特有な世界を繰り広げている。 撮影現場では、立ち位置などは指示するが、それ以上は私からは何も言わない。 そうして、このような画像が仕上がってゆく。

僕がこれまで意識的に排除してきたものは”定番”なポージングであり、在り来たりな”図”なのですが、このモデルはそういう僕の在り方を察知しているのか、偶然の賜物なのか、説明が難しい。 確かなことは、僕にとっては貴重なモデルさんの一人なのです。

これは、他のフォトグラファーの悪口を言ってるわけではないが・・彼女を撮った写真家の作品を観たことがあるが、良いものを見たことがない。  本人はそこのところをどう思っているのか、今度お会いした時に尋ねみよう・・

上の画像はスライドショーで観ることが出来ますが、後ろから4枚目の作品について・・・ Photo in Beijing 2016にての展示作品。 北京での展示会場は、東京ドームくらいの大きさがあり、地下は巨大なステージとなる会場があり、地上階は、6層ほどの階層になっており、展示者は数百人、作品は数千点になるだろうか。 私が展示した場所は、最上階の”外国人枠”であり、出展者はフランスの写真協会理事と私2人だけであった。 

私は初日の午後に会場に入ったが、私のブースの周りが何やら騒がしい。 大変な行列ができている。 帯同する通訳に状況を確認したが、どうも私の作品だけには照明が暗く、見えにくいとのこと・・それで、照明を明るくするように係員へ彼らが激しく抗議しているらしい。 展示者が私と知ると、若者たちが私に詰め寄って来た。 「何で暗いんだと・・」 私も納得いかないので会場の責任者を呼んで抗議したが、どうやら、上(文化庁)からの指示があって、ヌード作品は暗く見えにくくするように指示があったとのこと。 

2日目に、北京日本伝統文化研究所長でもある郭先生が来場下って、流ちょうな日本語で話しかけられたので、てっきり日本人かと思ってました。 郭先生(教授)が言われるには、中国も5年くらい前から”ヌードに対する検閲”が厳しくなり、自由が奪われていくようであり、息苦しいと仰っておられた。

・・これが縁で、たぶん来年には中国芸術大学での個展と講演会が実現しそうなのだが、現状(コロナ)を鑑みれば、難しいのかもしれない。 国の体制は気に入らないが、その間、親しい友人もたくさんできたので、是非、この展示会は実現したい(露出度の点において、作品をどうするか?ということは、郭先生と話し合ってます)。

魅せるヌード:Makina

多くの写真家は、自分の範疇で撮影を収めようとする。 だから、このモデルを撮り損ねるに違いない。 僕は、モデルの”らしさ”を優先する。 そういう意味では、モデル任せである。 僕には「こう撮りたい」というような”はめ込む”ような撮影はしない。 このモデルさんなら、こういう設定であれば”らしさ”を発揮しやすいだろう・・という考えはある。

 

私は水着(ランジェリー)で撮ることはほとんどない。 この時は何となくこんな感じでスタートした・・ この撮影はもっとも最近の彼女。 こうして見れば、彼女の魅力は腰回りのダイナミズムに尽きるような気がする。 とにかく、雄大で美しく説得力がある。

ここに、このモデルを代表する画像を載せてみましょう。 魅せられるヌード:Makina

プライベートフォト撮影「記念撮影」 「自分の裸が作品になる喜び」