
the Transgender Artmodel : すきら Skhilla
X : @Skhilla_the_TA

私の名前の由来(すきら Skhilla さん自身の投稿から)
“すきら(Skhilla)” という名は、
昔の舞踏家時代の芸名 “頼衡(YORIHILLA)” と、
ギリシア神話の怪物 “Skylla(スキュラ)” に由来します。
“YORIHILLA” を “YORI” と “HILLA” に解体し、
前半は日常の名前 “予理(Yori)” へ。
後半 “HILLA” に “Skylla” の響きを重ね、
表現者としての名 “Skhilla” を再構築しました。
日常の私と、表現者としての私。
過去の身体と、現在の身体。
それらを断絶させるのではなく、
内包しながら更新し続けること…この名前は、
その姿勢そのものを象徴しています。
MtF トランスジェンダー=トランスジェンダー女性、
そしてFtM=トランスジェンダー男性
私は “MtFトランスジェンダー” 、あるいは “トランスジェンダー女性” です。
改めて用語を整理すると、
MtF(Male to Female)とは “男性から女性へ” 移行する/移行したトランスジェンダーを指します。
トランスジェンダー女性のことを指します。
逆にFtM(Female to Male)は “女性から男性へ” 移行する/移行したトランスジェンダーのことです。
トランスジェンダー男性のことを指します。
そして、自身の性自認に合わせて心身を整えていく過程を “トランス(性別移行)する” 、
あるいは生まれた体の元の性別とは別の性別の姿になることを言います。
美術モデルを引退し、ホルモン療法を受けつつ、
常に受けるかどうかを考え悩んでいたのは “性別適合手術(SRS)” でした。
トランスを始めた当初は「何が何でも受けたい!」と強く望んでいましたが、それが近づくとともに、“さらなる身体の性の破壊と高額の費用負担” という2つの点で悩みました…後者はひどく経済的なことです。
なりたい姿に成る、あるいは近づく、そうしたトランス(性別移行)を始めてからの10数年間…ホルモン療法・性別適合手術・豊胸。
心身への高負担と高額な費用という代償と引き換えに、私は生殖器を失いました。
それは生殖器を失うことで “適合” したのです。
「なりたい為に選んだのに何故わざわざこんなことを書くのか?」と矛盾に、
または「泣き言を言っている」…と思われたかも知れません。
しかし、これは言葉で飾らず、“自分の体と性を破壊した” ことを語っている、
ただそれだけなのです。
そして、その破壊なくしてのSRSはあり得ません。
望む姿を目指すトランスジェンダーにとって、
MtF(トランスジェンダー女性)であれFtM(トランスジェンダー男性)であれ、それは避けては通れない関門なのです。
性別適合手術とは、魔法のように男性の体を女性の体へ造り変え、
女性の体を男性に造り変えるものではありません。
MtFの場合、それは外科手術によって男性器にメスを入れ、
形ばかりの性交は出来るとしても “女性器の形に造形されたダミー” を造ることを意味します。
男性器の一部を用いてはいるが、どこまでも “人工物” であり、
生物学的な “本物の性器ではない” のです。
私は結局最後は自分がSRS(性別適合手術)を受けることになるのは分かり切っていたことですが、受けるまでは長く苦悩しました。
まるで “結果があるから、それまでの過程がある” ようなことでした…なるべくしてなったのかも知れません。
その過程には常に逃れようのない迷いが付きまとうものです。
私は10年以上の歳月をかけなければ、“男に生まれさせられた体” を変えることは出来ませんでした。
たとえそれが “断種” という残酷な響きを持つ手段であっても。
たとえ体を “改造” しても、完全な “女” そのものには成れないのだとしても。
手術で造形された “女性器に似た形” を手に入れることでしかなく、
それでしか私は自分を救えなかった。
そうでもしなければ、私の “男に生まれさせられた体” という “閉じ込められた(幽閉)感” は、決して振り払えなかったのです。
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トランスジェンダー・モデル すきら(Skhilla) ヌードポーズ集

