・
イスタンブール(トルコ)出身のフォトグラファー。 作品を観てもお分かりの通り、EUでの展示会でも”規制”がかかってしまう程、ジェンダーなど多くの社会問題を含んでおり、この”規制”に関しては、彼と私の共通のキュレイターから、聞かされてましたことです。 キュレイター曰く「展示が難しい・・」。 上の一枚の画像のために、プラカードを掲げた”デモ隊”が1000人ほど会場へ押し寄せたという経緯がありました。 イスタンブールはイスラム圏であり、原理主義者と思われる人たちの抗議には正直なところ、驚いたことと同時に一枚の写真にこれ程までの抗議があることに、写真を展示することに新たな意義を見出しました・・既成概念を打破していこうと。
Address a social problem (社会問題を提起する)ような展示物であっても、このような”美しさ”をもった作品でないとその意味がありません。 物議をかもした○○トリエンナーレと言われる展示会には甚だ疑問があります・・その作品の”美しさ”において。
・
私がこうして彼を紹介できるのも、イスタンブールで開催された International photo expo 2015 で一緒に展示会へ招待されたからで、私にとっては最初の展示会参加であり、”最高のメンバー”によるグループ展となりました。 最高のメンバーというのも、世界中から招待された、世界的に既に巨匠として認知される方が複数居られたからです。 他のページでも紹介している Art Pazat 氏も出展されてました。
・
ところで、Koray 氏は私にとっては無名であったが、イスタンブールでは知られる写真家であったのだが、このページのトップに載せている作品を観たときには、この世に天才はいるものだ!ということを実感した次第です。 この開催は2015年ですから、ジェンダーの問題は現在ほど提起されてませんでした。
・
私と彼には共通点があり、イスタンブールでの展示会はもとより、アルルでの国際写真祭 https://tetsurohigashi.com/festival-europeen-de-la-photo-de-nu/ にはKoray 氏は2011年に私が2016年にポートレイト部門で招待されてます。 下の画像をその時に彼の展示作品です。
・
・
・
また、トップに載せている写真ですが、彼に直接尋ねたのですが「どのような経緯があってこのような撮影ができたのか?」と。 彼が言うには「いきなり撮影の依頼があり、撮り終えたら、名も語らず去っていきました。 その後の、コンタクトも一切ありません」と。
・
Koray Erkaya FB : https://www.facebook.com/exclusiveboudoir.ca