
model : Yu
写真作品としてではなく、
デッサン・クロッキーのためのヌードポーズ集として
下の画像は、絵画的には描いてみたい図ですね。


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上の写真で・・多くの人は全体を捉えようとしますが、私は右の画像のように部分を捉えようとします、写真でも同様ですが。 カメラでズームレンズを使う場合も同様で、引き付けておいて、その後にアングルを広げていきます。


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私は絵描きであり、写真家でもあることから、デッサン・クロッキーの難しさを客観的に説明することが出来ます(だからといって、写真は易しい・・と言っているわけではありません)。 写真はフォーカスを1点に絞り、前後はぼやけることになります。 ところが、モデルを実際に見る場合は、暗い部分を見るときは瞳孔が開き、明るい部分を見るときは瞳孔は狭くなりますし、見る場所によって焦点距離を代えてます(カメラをオート設定で撮ることと同じ)。 それも、人は両目で被写体を捉えようと試みます。 右目で見る図と左目で見る図では少しですが”ズレ”てます。


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このポーズが今回、最も美しく撮れているように感じます。

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非常に優れた写り込み

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今回の「試み」では、ビデオで撮り、それを基にして画像を立ち上げてます。 ビデオも載せるつもりですが、編集が難しく、載せるかどうか迷ってます。 また、ムービング状態で撮ってますので、筋肉の張りなどもしっかり見ることもできます。


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絵画的には描いてみたい図

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ここで載せている画像は、ムービングを動画撮りしたものの中から切り出しているので、いわゆる”固定ポーズ”と違い、画像に勢いがあります。 ”張りのある状態の人体”を見ることが出来ます。


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全体図と部分図(拡大図)


普段なら見れない身体の凹凸

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クロッキー・デッサンモデルの美術史的考察
美術の歴史において、クロッキーやデッサンモデルの存在は、単なる技術習得の手段にとどまらず、芸術の表現や思想の発展において重要な役割を果たしてきました。古代ギリシャ・ローマ時代から現代に至るまで、人体を描くことは芸術の中心的なテーマであり、その技術を磨くためにモデルを用いたクロッキーやデッサンが発展してきました。本稿では、美術史の流れに沿いながら、クロッキー・デッサンモデルの役割とその意義について詳しく考察します。
クロッキーやデッサンの基礎となる人体研究は、古代ギリシャ・ローマ時代にさかのぼります。この時代、彫刻や絵画において理想的な人体を表現することが求められました。ギリシャの芸術家たちは、数学的比例や解剖学的観察に基づいて人体を描き、理想美を追求しました。特に ポリクレイトス(Polykleitos) は、『カノン』と呼ばれる理想的な人体比例の法則を定め、後世の美術に大きな影響を与えました。
ギリシャ彫刻の多くは、実際のモデルを元にして制作されたと考えられています。アテネの彫刻家フィディアス(Phidias)やリュシッポス(Lysippos)も、実在の人物を参考にしながら作品を作り上げていました。ローマ時代には、肖像彫刻のリアリズムが発展し、モデルを忠実に再現することが重視されました。これらの彫刻家たちは、デッサンに近い観察を行いながら作品を作っていたと推測されます。
ルネサンス期に入ると、美術の世界は大きな変革を迎えます。15世紀のイタリアでは、人間の身体を正確に描くために解剖学が研究され、美術と科学が結びつきました。レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci) や ミケランジェロ(Michelangelo) などの巨匠たちは、人体解剖を実際に行い、筋肉や骨格の構造を精密にデッサンしました。
この時代、モデルを用いたクロッキーの習慣が定着しました。アカデミーでは、裸のモデルを観察し、素早く描くクロッキーが教育課程に取り入れられました。レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチには、短時間で描かれたと思われるクロッキーが多く残されています。彼のスケッチブックには、運動する人間のポーズや表情をとらえた素描が見られ、人体の動きや構造を探求するためのクロッキーが重要な役割を果たしていたことがわかります。
17世紀のバロック時代には、美術アカデミーがヨーロッパ各地に設立され、クロッキーやデッサンが正式な教育課程として確立されました。フランス王立絵画彫刻アカデミー(Académie royale de peinture et de sculpture)では、ヌードモデルを用いたクロッキーの授業が重要視 され、学生はまずデッサン技術を磨くことを求められました。
この時代の代表的な画家である ルーベンス(Peter Paul Rubens) は、人体のダイナミックな動きを描くことに長けており、その素描には多くのクロッキーが含まれています。ルーベンスはしばしば短時間でポーズをとるモデルを観察し、素早いタッチでクロッキーを行い、それを元にして油彩画を仕上げていました。
また、アカデミーでは「グラン・マナー(Grand Manner)」と呼ばれる理想化された人体表現が重視され、デッサンモデルの役割は単なる観察対象から、美的理念の表現手段へと発展していきました。
19世紀になると、アカデミズムの伝統が確立し、デッサンはより形式化されていきます。フランスの エコール・デ・ボザール(École des Beaux-Arts) では、クロッキーとデッサンの訓練が必須とされ、モデルを用いた素描が盛んに行われました。伝統的なアカデミー教育では、モデルを長時間ポーズさせ、精緻なデッサンを描くことが求められました。
しかし、19世紀後半になると、印象派(Impressionism) の画家たちが新たな表現を模索し始めました。モネ(Claude Monet)、ドガ(Edgar Degas)、ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)らは、伝統的なアカデミズムに対抗し、クロッキー的な速描を重視するようになります。特にドガは、バレエダンサーをモデルにした素描を数多く残しており、クロッキーのような即興的な筆致で動きを表現しました。
20世紀に入ると、美術の潮流は多様化し、クロッキーやデッサンのあり方も変化します。キュビスムの パブロ・ピカソ(Pablo Picasso) は、人体を幾何学的な形に分解し、新しい視点でデッサンを行いました。また、エゴン・シーレ(Egon Schiele) は、クロッキーのような短時間でのスケッチを生かし、感情や個性を強調した人体表現を行いました。
20世紀後半には、現代美術の中でクロッキーの概念が拡張され、パフォーマンスアートやコンセプチュアルアートにおいても、クロッキー的な即興的ドローイングが取り入れられるようになりました。
今日では、クロッキー・デッサンモデルは、美術教育のみならず、アートセラピーや自己表現の手段としても活用されています。特に美術大学やアトリエでは、短時間で動きを捉えるクロッキーの練習が重視され、モデルの動きや個性が作品に反映されるようになっています。
また、デジタル時代においても、クロッキーの価値は失われていません。デジタルツールを用いたスケッチングや、VRを活用したモデル描写など、新たな可能性が広がっています。
クロッキー・デッサンモデルは、単なる技術の訓練手段ではなく、美術の発展を支えてきた重要な存在です。古代ギリシャから現代に至るまで、芸術家たちは人体を描くことで、美の本質や人間の存在を探求してきました。その伝統は、今後も新たな形で進化し続けるでしょう。


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ヌードポーズ集などでは見られないような陰影の強い画像を載せてます。


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model : yu への依頼は・・


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全体図と部分図(拡大図)ヌードポーズ


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上の画像は、デッサンやクロッキーの練習に向いてますね、縦位置の画像は実際にモデルを前にして描くことは難しいのですが、写真を参考にすれば難しくはありませんから・・


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立ちポーズの場合、モデルにとっても描き手にとっても、重心の取り方・描き方というのは難しい。 座りが悪くなってしまいます。


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美しいポージングが手に取るように分かります。

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わずかに角度を変えて・・


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陰影の強い画像