
「孤独や不安と共存する道」
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私はどこまで行っても私である。
自分が自分であることを捨てるつもりはない。
孤独や不安はつきものだが、それらから逃れるつもりはない。
また、逃れる手段も知らない。
その上、臆病で小心だ。
だが、孤独や不安と共存する道はある。
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私がこうして写真を撮り続けていくこと、
モデルと私とのコラボ・共同制作こそが、
また、こうして「発表」していくことも含めて、
私と世界、私と他者が繋がっていることの証であると考えている。
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岡本太郎が「岡本太郎」となり得たのは、
彼が本の中で「歓喜(かんぎ)」に至る過程を見事に語っているからであり、
絵描きである前に哲人であったからだ。
歓喜を”形”にすることにより、作品をより説得力のあるものにした。
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「命は地球より重い」
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「命は地球より重い」というのは、日本人のメンタリティー
”延命”という概念は、この国だけのものらしい
術後とか、特別な状態・状況を除いて、延命処置はしないのが普通。
自分で食べて自分で呼吸できなくなったら、
この世を去ってもらう・・というのは、ゴローバルなコンセンサス。
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生まれてくるときは、無意識のうちにこの世に出現し、
死ぬときは、自立呼吸できなくなり、無意識の中でこの世を去る・・
これは、宗教の”最初の質問”であり、死は恐れるに足らない・・
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この国で、コロナで重篤化するのは5000人に1人。
でも、70歳になれば、毎年100人に2人はこの世を去っていく。
老人にワクチンが行き渡れば、コロナは一過性の風に過ぎない。
それでも、テレビのワイドショーで、やたらにコロナの脅威を煽るのは、
この 「命は地球より重い」 という日本人のメンタリティーと共鳴してるようだ。
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