NIJIC : New Jorg Gallery

ここ、New Jorg Galleryは、アントワープから電車で20分、その駅から車で10分くらいのところに位置する。広大な牧草地帯の中にポツンと会場があります。すぐ隣は、オランダです。 アントワープが ”洗練された大人のためのディズニーランド”であるなら、冬の厳しさは体験してないが、この地域は、たくさんの人が集まるバーも点在する、のどかな田園地帯のようです。

ベルギーは、人口も経済規模もほぼ日本の十分の一。 住みやすい国ランキングでは、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダ、ベルギーというように、北欧諸国とベネルックス三国が上位を占めることに、6日間の滞在とはいえ、頷ける日々を体験できました。 レストランでアルバイトする少年少女の機敏でかつサービス精神あふれるスマートな姿を見るとき、この国では効率よく働き、十二分に余った時間をホビーにあてるという”真の先進国の在り方”を実感することになりました。

 

 

Antwerp

アントワープ

世界史を学んだ者であれば、

この街がヨーロッパ史で重要な役割を担っていたことは誰でも知っている

とにかく、”街の色”が美しい

建物の形状はもちろん、色が感動的

ブルーグレーの美しさは格別

街自体がアート作品となっている。

 

Sensual

歳を重ねると、物事をフラットに観ることができる

このような官能的な場面では、偏って見てしまいがちだが・・

このフラットに見えることが、良いことなのか

メリハリのない退屈な世界を築いてしまうことなのか・・

 

このフラットに見えていることが

非日常的な場面をエレガントに治める1つの方法論かもしれない

 

 

雨の表参道

今月の末は、かなりきついスケジュールになる

仕事を10日間休んで、パリに寄り、展示会のあれこれを話し、

その後に、アントワープに向かう

 

世界史が好きだったこともあって、

アントワープには歴史的興味があり、今からワクワクしている

そして、現代では、

「アントワープの6人」と言われるデザイナーがファッション界を席巻してる

そんな国で、展示会に参加できることを何よりも名誉に思えるし、

また、どう観られるか? 新たな試練が待ち受ける。

「端折らないでいいんじゃない・・」

この写真のモデルの一言

「端折らないでもいいんじゃない・・」

この「端折る」という言葉の意味は、元々

「裾を端を折って短くする」「途中を省略する・・」というような意味

現代では、「気負わずに、自然体でやっていけばいいんじゃない・・」

というときに使うような気がする

 

モデルは、「僕の最近の気持ちの焦り」を察していたのだろう・・

「端折らないでもいいんじゃない・・」という一言に救われた気がした

僕の中ではいつも、展示会を前提として撮影を続けている

「国内では無名でも、外に出たら絶対に負けられない・・」

・・そんな気負いばかりが先行してるのを見抜いていたのだろう

 

今、原点に戻って、”ノルマ” のようなものは設けず、

夢中になって、楽しく撮影していこうと思っている

 

 

 

 

一枚の写真が出来るまで・・

この作品は、モデルと僕の二人で創っている

僕の役割は、写真家がするような当然のことで、

モデルは、場面のコーディネイトからポージングまでをこなす

まぁ、モデルがスタイリストの役割まで受け持っていること

・・こうして、一枚の写真が出来上がる。

奇異に映るかもしれない・・

この画像、ちょっと奇異に映るかもしれない

頭部が見えないし、ポージングにも統一感がない

それでも、

肢体の質感と造形、特に上体の部分が綺麗に見えればすべて良い

極端に言えば、

下手な写真でも、際立って美しく見える部分があればそれで十分

ここでも、全ては相対的なもの。

 

Body Painting 2

限られた時間(90分)で描き切ってしまうスピードと集中力が必須

下着など付けずに、普段通りヌードの状態で描いていく

光はバランスよく当てているが、平面ではないので、

既にグラデュエーションは出来ている・・・と考えている

 

創作後の感想・・・創作と言っても、描くことから撮影することへと2段階の工程を経て出来上がるので、体力はもちろん精神力が問われる

新しいキャンバスの上に絵具を置く瞬間に覚える緊張感とは別に、いやそれ以上に、

様々な感覚を覚える・・

生身の素肌に絵具をのせる、モデルの息遣い、体温、、、

この上ない贅沢と言えばその通りだが、クリエイターならば「結果」が問われる

 

この創作は、モデルとクリエイターの信頼関係があって、成り立つこと

クリエイター側が動じているようでは話にならない

”足腰が甘い”人にはお勧めできない。

 

このような創作する場合、

普通なら、髪をまとめて(くくって)、人体をトルソーのように仕立てて

描き撮影する

「私の普通」と「他の多くの人たちの普通」は、

この点において異なっている。

 

 

 

 

 

Body Painting 1

このボディーペインティングですが、様々な難しさがあることを記しておきます

先ず、安全面から・・

絵具は小学生が使う12色位の(口に入れても)安全なものを使うこと

100均では信用できないので、ちゃんとした文具屋さんで手に入れるてください

それから、モデルをされる方がアレルギーなどの問題がないかを確認すること

僕はネットで調べて、片栗粉を使いました(お湯を沸かして、ゼリー状の解き湯を作っておく)

これだと、肌に付着せず、すぐに洗い流せるからです

 

それと、生身の肌の上に絵筆を走らせるわけですから、

普段描いているキャンバスの上と違うこと、

自分の腕にでも描いて、前もって練習しておきましょう

それから、空いている方の手で肌に触れることのないようにしましょう

彫刻家でもない限り、立体に絵を描くことはなのですから、想像以上に時間がかかります

かなりのスピードで描き切ってしまうこと(この場合は、立ちポーズで手足を開きかげんにする楽なポーズ。同様のポーズを維持するのは20分が限度で、休憩を10分入れて、総時間は90分以内にする)

描き終ってから、そのまま撮影に入るわけですから、描き手と撮り手を連続してこなすことになる。僕の場合は、描く自分と撮る自分が”違う人”なので、その切り替えがきかず、撮る人に成り切れた時は既に絵具が落ち始めてました。(モノクロになってますが、原画は色彩があります) ちなみに、モデルがばりばりのダンサーなのでこのポーズが可能。

 

背景に大切さ

当然のことだが、写真には背景が写り込む

この背景画は、とある画家の作品

僕はシャッターを押しただけで、

アンティークな椅子から、羽織った布、ポージングまで

全てはモデルが揃えたもの。