メディアは”願望”ばかりを伝えようとする ウクライナの現状

なぜ、メディアは”願望”ばかりを伝えようとするのでしょうか。

「現在の状況は膠着状態であり、

最強の戦車レオパルド2が投入されれば、

戦況は一気にウクライナ優勢となり、

ロシア軍を国境まで押し戻し、

できれば、クリミアまで取り戻し、

ウクライナは、将来的にはNATOに編入され、

国家としての形態を取り戻すことでしょう。」

・・・このような報道が当然のように流されている。

1990年にソ連邦から独立してからのウクライナの”国家としての状況”を伝えるメディアはありません・・・ソ連という共産主義国家が崩壊し、そこから独立していった多くの国々がそうであったように、汚職が蔓延し、経済は停滞し、民主国家として立て直すことは非常に難しい。 それらの例にもれず、ウクライナは現在に至っても同様な状況は続き、西側諸国から見れば”腐敗した国家”と見なされてきました。 その上、ウクライナ領内の東側のロシア国境沿いのロシア人を虐殺してきたという事実もある。 (プーチンがその地域を奪回し、ロシア人救出に国境を越えたことが、今回の侵略の発端でもあります) 

アメリカを含むNATOからみれば、核をちらつかせてるロシアを負け戦に追い込むことは危険であるし、だからといって、ウクライナを見捨てるわけにもいかないし、ロシアとウクライナ両者が疲弊するのを待っているしかない。 レオパルド2が投入されれば、ロシアの優位を崩せる程度で、膠着状態は続くだろうし、また、西側諸国も、そこが”落としどころ”と考えているのでしょうね。 

ポーランドが、ドイツとソ連に分割統治されたことがありました、その時の状況と似てます。 最悪な場合は、ウクライナが国家として消滅し、ドニプロ川から西側はポーランドに、東側はロシアに編入されていくかもしれない。 先に記したような、「ウクライナが国家としての体を取り戻し、NATOに組み込まれるようなこと」はあり得ないでしょう。 ウクライナ国民のことを考えれば、本当に気の毒です・・歴史は”残酷”です。

投稿者:

Tetsuro Higashi

I was born and brought up in Tokyo Japan. Now I teach mathematics . At age 20 I took up painting. I took up taking photos before 5 years. I have learned taking photos by myself . I grew up while watching ukiyo-e and have learned a lot from Sandro Botticelli , Pablo Picasso. Studying works of Rembrandt Hamensz . Van Rijn, I make up the light and shadow. * INTERNATIONAL PHOTO EXPO 2015 / 26 February ~ 31 March Piramid Sanat Istanbul, Turkey * World Contemporary Art 2015 Nobember Piramid Sanat Istanbul, Turkey * Festival Europeen de la Photo de Nu 06 ~ 16 May 2016 Solo exposition at palais de l archeveche arles, France *2016 Photo Beijing 13~26th October *Sponsored by Tetsuya Fukui 23 February - 02 March 2019 Cafe & Bar Reverse in Ginza,Tokyo,Japan *Salon de la Photo de Paris 8th – 10th – 11th 2019 directed by Rachel Hardouin *Photo Expo Setagaya April 2020 in Galerie #1317 *Exhibition NAKED 2020 in Himeji    Produce : Akiko Shinmura      Event Organizer : Audience Aresorate December 1th ~ 14th  2020