
Belgium Trip
ベルギーへの旅というより、展示会のために滞在した6日間
この写真はアントワープ市内でのスナップ
滞在したギャラリーはアントワープから電車で20分の所に位置しているので
アントワープ市内の散歩はこの日の4時間だけ
アントワープが位置するベルギー北部(オランダとの国境に近い)では、
若い人たちは普通に英語が流暢、
普段はオランダ語( アントウェルペン方言 )だけど・・
帰りに道に迷い、地元の人に駅に戻るための道を尋ねようと思いましたが
地元の人と旅行者の区別がつかない、
あきらかに地元の人と思われる人はたぶん英語は伝わらない・・
それに、ちょっと危なさそう
なんとか、駅へはたどり着きましたが、電車を一本乗り過ごした
それで、50分帰りが遅くなった
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パリに3日間滞在した後に、ここにやって来たこともあり
その間、ラテンからゲルマンに移動したことになる
北へ400キロほどだろうか、ブリュッセル以北はゲルマン、
ベルギー国内は、南がラテン(フランス語)、北がゲルマン語族(オランダ語)
に二分されていることから、国内事情は複雑とのこと
ラテンからゲルマンへ・・何が変わるかというと
髪色が黒、茶色から、金髪、白髪に代わること
背丈はフランスでは僕と同じくらいで、男子は180cmくらい
ゲルマンになると190cm近くなる
何事もそうなのだろうが、平均で言うことに意味はない
ゲルマンでは、200cm近い男子が普通に歩いているということ
・
僕が出会った人たちについて話すと・・
フランスでは、日本人は英語しか話せないことを彼らは知っているので
普通に英語で対応してくれる
アントワープでも同じ
滞在中に会食する機会があって
日本人の僕と展示会へ参加したフランス人2人とベルギーの
ギャラリーオーナーでもあるベルギー人、そして、ポーランド人女性
当然のように、フランス語と英語が行き交う
正直なところ、英語は簡単なことしか聞き取れないし喋れない
(契約書などに書かれている英語は分かるし、大切なことは英語で筆記している
それなのに、なぜ聴き取れないのか?
そんな僕を見て、EUの人たちは不思議そうにしている)
フランス語は全くダメ、普段聞きなれない音が多すぎて手に負えない
同じようなことは、北京にいた時もあった、ない音がたくさん聴こえてくる
人の名前を呼ぶときぐらいは正確に発音したい、でも、違う・・と言われる
頑張って、真似てみるがそれでも違う・・と、自分の中にない音は出せない
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この国、日本は家族社会なのだろうか、
僕には、世間との付き合い方が分からないことが多い
物心ついたころから、自分は異邦人のように感じてきた
ところが、EUにいるときは、外国人であることにかわりはないのだろうが、
多民族国家であることから、特別視されることもない
個人主義が徹底されているから、他人へ干渉しない・・と言えばその通りだが、
僕が出会った限りでは、親切で温かい人ばかり・・
そして、二度の世界大戦を経ていることからだろうか、
”平和への在り方”が真摯に受け止められている
中立を宣言してしたにもかかわらず、侵攻された歴史もある。