
私の撮影における「良いモデル」、「良い作品になるモデル」
これは、あくまでも”私にとっての良いモデル”であって、一般論ではない。
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キャリアのあるモデルに多いが、
体全体から細部に至るまで、その写り込みを知っており、
自分の長所を上手に見せることに長けている。
ライティングに関して、提案してくるモデルさえいるほどだ。
写り込みが、”私側のイメージ”に合わないことがあれば、
私からの注文も多くなる。
カメラのプレビュー画面を双方で確認しながらの撮影となる。
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自然体で既に存在感・オーラがあり、魅せるモデルと言える。
プロ、アマチュアに関係なく、ポテンシャルが高いのは確かだが、
セッティングやロケーションを替えても、
写り込みが”いつもと一緒”ということにもなりかねない。
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ダンサーであったり舞踊の心得がある。
自然体で”絵”になることもあり、とても撮り易い。
体全体での表現は優れているが、顔の表情に”演出”がない。
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逆に、女優であれば”演出”には長けているが、
役の設定をしないと”表現する人”には成り切れない。
したがって、撮影前のコミュがとても大切。
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もちろん、これら複数の要素を備えたモデルも多い。
私の勝手を言わせてもらえば・・・
美人であるとか、スタイルがよいとか・・は全く関係なくて・・
私が夢中になって撮れるようなモデルなのだろう。
知性と品性は不可欠、写真にはそれらがそのまま写り込んでしまうから。
アートに造詣が深ければなお良いことは言うまでもない。