
写真 : 優れモデル koyomi kuroneko
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76歳、再就職の現状
だいたい、76歳ともなれば仕事しようと思っても、
仕事が出来るような健康な人は多くない。
ネット関連で探してはいるが・・
試験監督、軽作業・・などと募集はしてはしるが、
実際は室内ではなく、外仕事らしい。
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僕の場合は、外仕事は季節に左右されるし、
暑さ寒さに弱いので、室内の仕事を探している。
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よく考えてみれば・・
学習塾で教えることを50年続けてきたわけで
他のことは全くできない。
それで、塾講師募集に応募してみたわけですね。
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ネット上で履歴書を作成して送るわけですが、
生年月日を入れる欄で、1950年を入れることができない。
1965年までしか、数字入力が出来ません。
そこでカットされる。
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何とか履歴書を送ってみても
返信がないか、募集が終了しましたとか、
このエリアでの需要がないとか・・
まぁ、お断りということらしい。
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中には、年齢・経験不問ということで、
面接の通知が返ってくるところがある。
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僕は、人に雇われて仕事したことがないので
面接したことはあっても、面接を受けたことがない。
っで、受けてみると新鮮味があってなかなか面白い。
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中学・高校生対象の塾では・・
室長(面接官)が「得意科目は何ですか?」と聞くので
僕が「すべての科目OKですよ」というと、
「えっ!」と驚いた様子。
「今日は講師対象の数学のテストから受けてもらいます」
ということになった。
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プリントを2枚渡されて、
「60分でやれるだけやってください」と言われて、
問題を見てみると・・
高校入試の難問とか、大学入試に出ても難問と思われるものとか、
それぞれが癖のある問題で
「やばい!」と思って緊張が走りました。
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年齢のハンデを埋めるには絶好のチャンスでもあるので
全力でやり終えて、提出してみたら、
ほぼ満点で、
後ろにいた複数の講師陣が「そんな人いるんですか!」と
驚いた様子。
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室長(面接官)から「この塾の記録作りました」
フランチャイズの塾で全国に数千校あるらしい。
記録(テスト結果)はPCに入力することになっているらしい。
後から話を聞いてみると・・
60点とれれば合格ラインとのこと(そう言ってくれれば、ゆっくりやれたのに)
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こうして・・
50年のキャリアと学力が認められ採用が決まったわけです。
その後、研修期間というのが3日あって
初日から、担当の講師がとってもやりずらそうにしてるのが分かる。
それはそうだよね、40歳くらいは僕が年上だからね。
塾業界での経験値も高いし・・
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2日目の講習があって・・
室長(面接官)の方から、「これから今日、手に負えない子が来るんですよ・・」
という話があって、
「腹空いた、のど乾いたからジュース呑みたい、、、」とか、
勉強どころか、壁を蹴ったり、教室内をうろうろするらしい。
っで、僕が「その生徒(6年生)、僕に任せてくれますか?」といったら、
「分かりました、お任せします」ということになって。
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後で分かったことだけど・・
僕は、その生徒ととてもテンションが合うんですね、
だから、僕らしく対応すれば、スムーズにいくんです。
ワクワクすること、面白いことがすべてを優先するので、
とっても分かりやすいし、コミュ取りやすい。
90分の授業でしたが、決められたカリキュラムはしっかり終わり、
帰りには「今日はとっても分かりやすく楽しかった」といって、
喜んで帰っていきました。
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翌日、塾長からのメッセで「昨日はとても良い授業だったそうで・・」
「来週から、目いっぱい授業に入ってもらいます」という連絡が入って
・・・今日、このブログを書いてる時点で3日で6コマが決まってます。
とっても嬉しい!
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質素に生活すれば、たぶんお金にはギリ困らないのでしょうが、
僕のような我がまま勝手な人間は、
”野に放たない”とダメになっていきます。
76歳の老人を見る目は想像以上にきついですね。
雇われの身となった”新人”の肌感です。
その”きつさ”もけっこう楽しいんですがね・・
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写真家としても残された時間はありますからね、
まだまだ、”負けられんとですよ”。