初めてのヌードモデル「FBでの展示の難しさ」

私はアングルを上手に決めようと思ったことはほとんどない。自分が好きなアングルで切り取りたい、ただそれだけだ。写真を撮るとき、完璧な構図やバランスを追求することよりも、自分が感じる瞬間の魅力を捉えることに重きを置いている。顔が半分欠けていたり、手がフレームからはみ出していても、それがアート性を持っていれば全く気にしない。むしろ、そうした「不完全さ」こそが作品の魅力を増すこともあると考えている。

写真やアート作品において、すべての要素を完璧に収めようとするのは、時に不自然で無理がある。視覚的な要素やバランスは大事ではあるが、それが全てではない。アートとは、個々の要素を綺麗に並べるための行為ではなく、何かを表現するための手段だ。そのため、優先すべきものがあれば、他の要素をあえて犠牲にすることも必要だと感じている。重要なのは、何を伝えたいか、何を表現したいかということだ。

このようなアプローチは、もちろん社会的な場面においては多くの問題を生じさせるかもしれない。社会性という枠組みの中では、バランスや調和が求められ、他者との関係や共存が前提とされる。しかし、アートの世界は社会性とは無縁である。アートは、ルールに縛られず、表現したいことを自由に表すことができる世界だ。そこでは、他者の期待や一般的な美的基準に左右されることなく、純粋に自分の視点を貫くことが許される。

写真を撮る際、私は「良いアングル」という固定概念に囚われない。むしろ、どの角度から捉えるかは、その瞬間の感覚に任せることが多い。例えば、モデルの顔が完全にフレームに収まらなくても、その欠けた部分が逆に印象的な効果を生むことがある。また、手や足がアングルからはみ出していても、その動きや躍動感を強調するためにあえてそのままにすることが多い。完璧さを追求するよりも、瞬間的な感情やストーリーを優先するのが私のスタイルだ。

アートの世界では、規則や常識に縛られることなく、自分自身の感性に従って表現することが求められる。社会性が求める「正しさ」や「調和」とは異なり、アートの中では、自己表現が何よりも重要だ。そのため、社会的な枠組みでは問題とされるかもしれない行為も、アートの世界では新たな価値を生み出すことがある。

私にとって、アングルやフレーミングは単なる技術的な要素ではなく、作品の一部としての表現手段だ。それが少し不完全であっても、何かしらのメッセージや感情が伝われば、それで成功だと感じる。完璧さに囚われず、自由な発想で切り取った写真は、時に予想を超える力を持ち、観る者に強い印象を与える。そうした「不完全さ」や「偶然性」こそが、アートの本質であり、私はそれを大切にしていきたいと思っている。

「この画像はFacebookに使いたいのでバストトップは隠しておこう!」といった具体的な指示を出すことが、私の創作活動の中では時々あります。なぜなら、Facebookはその規約上、ヌードや一部の芸術作品に対して非常に厳格な姿勢をとっており、そのため何度も画像が削除されてきました。アカウントの停止やIDの一時的な凍結も数え切れないほど経験しています。それでもなお、私は創作に対する情熱を絶やさずにいます。

私の作品は、必ずしも露骨な表現を目指しているわけではありませんが、モデルの美しさや瞬間の表情を捉える中で、自然な姿を映し出すことがしばしばあります。しかし、それらの作品がたとえ芸術的な意図であったとしても、プラットフォームの規約に引っかかり、公開できないことが多々あります。Facebookは、特にコンテンツに対して自動的にフィルタリングを行い、その結果、誤解や過剰反応によって削除されるケースも少なくありません。

そのため、Facebookに投稿する際は慎重にならざるを得ず、事前に「この部分は隠しておこう」といった修正や調整が必要になります。こうした制約の中で自分の作品を守るために、創作の自由度を少し抑えることもありますが、その一方で、自分のビジョンを完全に反映した作品が日の目を見ないことには少し歯痒さも感じます。

実際、Facebookに投稿するために作品を調整する作業は、アーティストとしての表現を制限するものであり、私が本当に見せたいもの、感じてもらいたいものが十分に伝わらない可能性もあります。しかし、それでもなお、作品を世に出したいという欲求から、試行錯誤しながらも投稿を続けてきました。

そうした背景から、現在私がFacebookに公開している画像の多くは、規約を考慮した結果として選ばれた「公開可能な作品」に過ぎません。逆に言えば、私が本当に表現したいと思っているものや、制作過程で生まれた作品の大部分は、Facebookでは未公開のままなのです。

未公開の作品は、より自由な表現が許される場所や機会を求めて、他の場で披露することが多くなっています。展示会や個別の依頼、またはオンラインの他のプラットフォームを通じて、私の作品の真の姿を見てもらえることを目指しています。

Facebook上では見られない、あるいは規制を受けた作品が多く存在することは、ある意味で私の作品がその制約を超えた価値を持っている証拠でもあると感じています。それゆえ、Facebookでの作品は氷山の一角に過ぎず、その奥に広がる未公開の世界が、私の創作の核心に迫るものだと捉えています。

初めてのヌードモデル「イチ押しの画像」

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不明 のアバター

Tetsuro Higashi

I was born and brought up in Tokyo Japan. Now I teach mathematics . At age 20 I took up painting. I took up taking photos before 5 years. I have learned taking photos by myself . I grew up while watching ukiyo-e and have learned a lot from Sandro Botticelli , Pablo Picasso. Studying works of Rembrandt Hamensz . Van Rijn, I make up the light and shadow. * INTERNATIONAL PHOTO EXPO 2015 / 26 February ~ 31 March Piramid Sanat Istanbul, Turkey * World Contemporary Art 2015 Nobember Piramid Sanat Istanbul, Turkey * Festival Europeen de la Photo de Nu 06 ~ 16 May 2016 Solo exposition at palais de l archeveche arles, France *2016 Photo Beijing 13~26th October *Sponsored by Tetsuya Fukui 23 February - 02 March 2019 Cafe & Bar Reverse in Ginza,Tokyo,Japan *Salon de la Photo de Paris 8th – 10th – 11th 2019 directed by Rachel Hardouin *Photo Expo Setagaya April 2020 in Galerie #1317 *Exhibition NAKED 2020 in Himeji    Produce : Akiko Shinmura      Event Organizer : Audience Aresorate December 1th ~ 14th  2020

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