
フォトグラファーからのメッセージ
(ランジェリー&ヌード撮影に込める想い)
私は、ランジェリーやヌードというスタイルの撮影を、
“身体を露わにするための表現”ではなく、
心の輪郭までも写し取るためのアートワークだと考えています。
人は誰しも、日々の役割や言葉では表しきれない思いを抱えながら生きています。
服を脱ぐという行為は、それらの“社会的な膜”をそっと外し、
ありのままの自分と向き合うための静かな儀式のようなものです。
カメラは身体を記録する道具であると同時に、
内側に潜るための“もうひとつの鏡”でもあります。
外見を撮ることで、やがて心の奥にある強さ、優しさ、揺らぎが現れ、
それが写真の中で確かな存在として息づきはじめます。
美しさとは、完璧さではなく、
その人がこれまで生きてきた時間の重なりと、
今ここに立つ勇気から生まれるもの。
ランジェリーやヌードでの撮影は、
その**“かけがえのない個の物語”**をもっとも純粋な形で捉えるための方法なのです。
私は撮影を、あなたを飾る場ではなく、
あなた自身を肯定するための場として整えています。
不安も緊張も、そのままで構いません。
そこにこそ、あなたの内面の光があります。
あなたが自分の存在を静かに見つめ、
新しい自分に出会うための時間になるよう、
一枚一枚、丁寧にシャッターを切ります。


