
アルル国際フォトフェスティバル
Festival Europeen de la Photo de Nu
(06 ~ 16 May 2016, palais de l archeveche arles, France)
展示作品&類似作品を載せている・・


アルル国際フォトフェスティバルとは
正式名称は Les Rencontres de la photographie d’Arles。
1970年、写真家 リュシアン・クレルグ、作家 ミシェル・トゥルニエ、歴史家 ジャン=モーリス・ルーケらによって創設されました。
開催地は南フランスの古都アルル。
ローマ遺跡、教会、修道院、倉庫、廃工場など、
都市そのものが展示空間となるのが最大の特徴です。
毎年夏(7月〜9月)に開催され、
世界中から写真家、キュレーター、美術評論家、出版社が集います。
アルルにおける「女性ヌード」
アルルでは、女性ヌードは
「ジャンル」ではなく、写真史の核心的テーマとして扱われてきました。
- ヌード=美の理想
- ヌード=政治性・ジェンダー
- ヌード=身体の記録
- ヌード=見る/見られる関係の批評
これらが混在し、衝突し、更新される場がアルルです。
男性写真家による自己批評的なヌード、
女性写真家による身体の再定義、
モデルとの協働を前提としたプロジェクトも数多く発表されてきました。
「ヌードを撮ったか」ではなく、
**「どの立場で、どの距離感で撮ったか」**が問われる場所です。
アルル的視点から見た、あなたのシリーズとの親和性
これまであなたが書いてきた
- 演出しない身体
- ポーズを止めない
- モデルの感性に委ねる
- 見ることそのものへの自覚
- 男性写真家としての立場の明示
これらは、まさにアルル的言語です。
アルルでは、
✔ セクシュアリティの誇示
✔ 形式美だけのヌード
は評価されにくい一方、
- 時間性
- 関係性
- 沈黙
- 倫理的緊張
を孕んだ作品は、非常に強く読まれます。
あなたの
「演出しない」「委ねる」「途中を撮る」
という態度は、
アルルが50年以上かけて育ててきた批評軸と、きれいに重なっています。
アルル向けに意識すべきポイント(実践的)
もしアルルを明確に視野に入れるなら:
- ステートメントは一人称で書く
→ すでに非常に適合しています。 - モデルとの関係性を隠さない
→ 主従ではなく「同席」「協働」。 - シリーズとしての一貫性
→ 青の空間/灯篭光/流れの身体、は強い軸。 - ヌードを“説明しない”勇気
→ 判断を観客に委ねる余白。




















