
ポーズを作るより、動きを待つ
初めてヌードになる女性に、最初から難しいポーズを要求する必要はありません。
むしろ、ポーズを作りすぎないことです。
立っている。
座っている。
少し身体を傾ける。
窓の外を見る。
髪に触れる。
何気なく身体の向きを変える。
そうした、ごく小さな動きの中に、その人らしさが現れることがあります。
写真家が「こうしてください」と言うたびに、モデルは写真家の想像する身体になっていく。
しかし、何も決めすぎなければ、そこには本人の身体が現れる。
私は、その違いがとても大切だと思っています。
写真家の仕事とは、モデルを自分のイメージに合わせることではなく、その人の中にすでに存在しているものを発見することなのかもしれません。

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