葉月ゆめファースト写真集「予知夢」
葉月ゆめファースト写真集「予知夢」。
人物を被写体とした写真表現に興味のある方にとって、モデルの魅力をどのように捉え、構図や光、ポーズによって一枚の写真にまとめているのかを考えるきっかけになる写真集です。
人物写真では、単に美しい瞬間を撮るだけでなく、被写体が持つ雰囲気や個性をどう引き出すかが重要です。
写真家やクリエイターの方は、表情、身体の向き、視線、光の使い方などにも注目しながら楽しんでみてください。
自分自身の人物撮影を見直したい方や、写真集から新しい表現のヒントを探している方にもおすすめしたい一冊です。
価格:4,180円

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女性ヌードを撮ることは、私にとってライフワークである。
しかし、「ライフワーク」と言うと、何か確固としたテーマがあり、そこに向かって迷いなく進んでいるように聞こえるかもしれない。実際の私は、むしろその反対である。
どこで、何を、どのように撮ればいいのか。
それは、今でも常に迷っている。
どこで撮るのがいいのか。自然の中なのか、古い建物なのか、何もない部屋なのか。それとも、場所そのものには意味を持たせず、モデルと私の間に生まれる時間だけを大切にすればいいのか。
何を撮るのかについても同じである。
身体の美しさなのか。ポーズなのか。表情なのか。光と影なのか。その人が持っている雰囲気なのか。あるいは、本人さえ意識していないような一瞬の動きなのか。
そして、どう撮るのか。
構図をあらかじめ決めておくのか。モデルにポーズをお願いするのか。それとも、できるだけ自由に動いてもらい、その中から偶然生まれる瞬間を待つのか。
私は撮影のたびに、そのことを考えている。
だから、私にとってヌード写真は「完成した答え」ではない。
むしろ、答えを探し続けるための方法なのだと思う。
同じモデルを撮っても、その日の光、その場所、その人の気持ち、私自身の状態によって、写真はまったく違ったものになる。昨日まで美しいと思っていたものが、今日はそれほど重要ではなく感じられることもある。
逆に、撮影中には何とも思わなかった一枚が、後になって強く心に残ることもある。
写真には、そういう不思議さがある。
私は「こういうヌード写真を撮る」という型を完成させたいわけではない。むしろ、型が完成してしまったとき、私の写真に対する好奇心も止まってしまうような気がする。
だから私は迷う。
迷うことは、必ずしも悪いことではない。
「何を撮ればいいのか分からない」という状態は、言い換えれば、「まだ見たことのないものを探している」ということでもある。
女性の裸体は、何度撮っても同じではない。
身体そのものが違うだけではない。その人の人生も、感情も、身体の置き方も、カメラとの距離も違う。そして何より、写真家である私自身も毎回少しずつ違っている。
だから、私は撮影の前に完全な答えを用意することができない。
モデルと向き合い、光を見て、身体の動きを感じ、その場で考える。
そしてシャッターを切る。
その中から、ごくわずかでも「これは残したい」と思える写真が生まれればいい。
私にとって、女性ヌードを撮るということは、女性の身体について何かを証明することでも、一定の美しさを再現することでもない。
まだ自分が知らない写真を探すこと。
そのために、私はこれからも迷い続けるのだと思う。
どこで撮るのか。
何を撮るのか。
どう撮るのか。
そして、その写真によって何を残したいのか。
この四つの問いに、私はいまだに明確な答えを持っていない。
けれども、もしかすると、それでいいのかもしれない。
ライフワークとは、答えを見つけて終わるものではなく、一生をかけて問い続けるものなのだから。

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