似鳥沙也加『Colon』――人物の輪郭と存在感を写す

レース生地を使った撮影のために、西日暮里の生地の問屋街まで買い出しに出かけてきました。 良いものは、/mで1万円するようなものまであり、いろいろと迷って買いました。 ここで使っている記事は、/m2000円位です。 

似鳥沙也加『Colon』――人物の輪郭と存在感を写す

人物写真で大切なのは、単純に身体や表情をきれいに写すことだけではありません。
その人が持っている雰囲気、視線、姿勢、身体のライン、そして写真の中に生まれる独特の空気まで写し取ること。

似鳥沙也加2nd写真集『Colon』を、 「人物の輪郭と存在感をどのように写真にするのか」 という視点から見てみるのも面白いでしょう。

人物の「輪郭」は身体だけではない

人物の輪郭というと、まず身体のシルエットを思い浮かべます。 しかし写真における輪郭は、それだけではありません。

表情、視線、姿勢、髪の動き、手の位置、身体の向き。 さらに、人物の周囲に残された余白や光と影までが、 その人の存在を形作っています。

同じ人物でも、撮影する角度や距離が変われば、 写真の中でまったく違った存在として見えてきます。

「どう撮るか」より「何を見るか」

人物撮影では、カメラやレンズの性能に意識が向きがちです。 しかし、最も重要なのは撮影者が何を見ているのかということです。

モデルの正面から撮るのか。 少し横から撮るのか。 距離を近づけるのか、あえて離れるのか。

その選択によって、人物の印象は大きく変わります。

そして、ときには完璧に整えられたポーズよりも、 ポーズが崩れる瞬間や、視線が動いた瞬間のほうが、 その人らしい魅力を感じさせることがあります。

クリエイターが注目したいポイント

『Colon』を見るとき、こんな視点で写真を観察してみてください。

  • 人物の身体のラインがどのように構成されているか
  • 視線が写真全体の印象をどう変えているか
  • カメラとの距離によって人物の存在感がどう変化するか
  • 光と影が身体の立体感をどう作っているか
  • 背景と人物の間にある余白がどう使われているか
  • ポーズと自然な身体の動きがどう組み合わされているか
  • 一枚の写真から「その人らしさ」を感じるのはなぜか

身体は「形」であると同時に「個性」である

人物を撮影するとき、身体を単なる形として捉えてしまうと、 写真はどこか似たものになってしまいます。

重要なのは、身体の形の中にあるその人固有の個性を見ることです。

立ち方にも個性があります。 座り方にも個性があります。 視線の送り方、首の傾き、肩の力の入り方にも、その人らしさが表れます。

撮影者がそれを発見したとき、 人物写真は単なる「ポートレート」から、 その人自身を写した作品へ変わっていきます。

写真集を「撮影の教材」として見る

写真集を見るとき、 「この写真が好き」という感想だけで終わらせるのではなく、 「なぜ、この写真に惹かれるのか?」 と考えてみることをおすすめします。

構図、光、視線、身体の向き、撮影距離、背景、余白。 一つずつ観察していくと、写真の中にある撮影者の判断が見えてきます。

さらに、 「自分ならどこから撮るか」 「もう少し近づいたらどうなるか」 「逆に距離を取ったら人物はどう見えるか」 と想像してみる。

それだけでも、写真集は人物表現を研究するための実践的な教材になります。

Visual CuriosityからIntellectual Curiosityへ

まず写真を見て「いいな」と感じる。 そこから「なぜ、いいのだろう?」と考える。

このVisual Curiosity(視覚的な好奇心)が、 やがてIntellectual Curiosity(知的な好奇心)へ変わっていきます。

人物の美しさを見るだけではなく、 その美しさがどのように写真として成立しているのかを考える。

それは、自分自身の撮影を深めていくための大切な方法の一つです。

似鳥沙也加 2nd写真集『Colon』

似鳥沙也加 2nd写真集『Colon』

3,080円

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Tetsuro Higashi

I was born and brought up in Tokyo Japan. Now I teach mathematics . At age 20 I took up painting. I took up taking photos before 5 years. I have learned taking photos by myself . I grew up while watching ukiyo-e and have learned a lot from Sandro Botticelli , Pablo Picasso. Studying works of Rembrandt Hamensz . Van Rijn, I make up the light and shadow. * INTERNATIONAL PHOTO EXPO 2015 / 26 February ~ 31 March Piramid Sanat Istanbul, Turkey * World Contemporary Art 2015 Nobember Piramid Sanat Istanbul, Turkey * Festival Europeen de la Photo de Nu 06 ~ 16 May 2016 Solo exposition at palais de l archeveche arles, France *2016 Photo Beijing 13~26th October *Sponsored by Tetsuya Fukui 23 February - 02 March 2019 Cafe & Bar Reverse in Ginza,Tokyo,Japan *Salon de la Photo de Paris 8th – 10th – 11th 2019 directed by Rachel Hardouin *Photo Expo Setagaya April 2020 in Galerie #1317 *Exhibition NAKED 2020 in Himeji    Produce : Akiko Shinmura      Event Organizer : Audience Aresorate December 1th ~ 14th  2020

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