「裸を撮られる」ということに抵抗がある女性でも、顔が分からない、個人が特定されない、写真の扱いについて本人の意思が尊重される。そして、写真家がきちんと美しい作品に仕上げてくれる。

光をどう当てるのか。どこまで身体を見せ、どこからを影にするのか。どの角度から撮れば、その人らしい身体の線が最も美しく見えるのか。ポーズを作りすぎず、自然な動きの中から魅力を見つけられるか。

こうしたことは、撮影者の経験と感性によって大きく変わります。

私は、ヌード写真の魅力は「裸であること」そのものではないと思っています。むしろ、衣服という情報がなくなることで、その人の身体の形、姿勢、光の受け方、動き、そして存在感がより純粋に現れてくるところに面白さがあります。

だからこそ、写真家にはモデルを「裸の被写体」として扱うのではなく、一人の人間として見る姿勢が必要です。

モデルが安心していれば、身体の緊張も少なくなります。すると、ポーズを無理に作らなくても、その人本来の自然な表情や身体の動きが出てくる。そこから思いがけない美しい一枚が生まれることがあります。

私は、そういう写真を撮りたいと思っています。

「裸を撮られる」ということに抵抗がある女性でも、顔が分からない、個人が特定されない、写真の扱いについて本人の意思が尊重される。そして、写真家がきちんと美しい作品に仕上げてくれる。

この条件がそろえば、ヌード撮影は決して特別なものではなくなるのではないでしょうか。

むしろそれは、今という時間にしか存在しない自分の身体を、ひとつの作品として残しておく行為です。

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Tetsuro Higashi

Tokyo Japn Photographer

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