
道
一度は共に歩んだ道も
ある時から道が二つに分かれ
「俺はこっち」
「私はこっち」と
お互いが結んだ手を離すことがある
一人ずつ想い出の回想の旅に出たあとは
随分と距離は離れて
いつしか自分の選んだ道を真っ直ぐと歩き
お互いの幸せを願っていた
心だけは結ばれたまま
違う景色を見る
いつかその話が出来たらいいななんて
目に焼き付けて
もしかしたら 新しく家族を迎えたかもしれない
もしかしたら 苦しくて苦しくて助けを求めているかもしれない
それでも確実に広がってしまった道の間を
二人の心が結び また一歩を踏み出す勇気となる
違う風景を見ながら歩み
それでもどちらかが「死す時」
もしかしたら魂だけは すぐ側に

poem : Maya Inoue / photo : Tetsuro Higashi
Poem / Photography 「さよならはない別れ」