
静かな朝、目覚めの直後、まだ夢の残り香が脳裏を漂っているような時間帯がある。意識は覚めつつも、現実には完全に戻っていない。その境界線の上で、私はふとした言葉を思い出したり、突拍子もない映像が頭の中に浮かんだりする。そうした瞬間に生まれてくるもの、それが「潜在的意識」の中に眠っていた何かだと私は思っている。
創造とは、すでに知っているものを再構成するだけではない。むしろ、自分でも気づかぬうちに内側に沈められた体験が、あるとき自然に形を取って現れてくる。その源は、深い井戸のようなものだと思う。その井戸の水を汲み上げるためには、静けさと余白、そして少しの勇気が必要だ。

