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明日――いや、正確には今日の昼頃、多摩川でちょっとユニークな催しが行われる。
手作りのいかだに乗り、川を下るというタイムレース。
参加するのは、大人3名と子ども2名からなる「クルー」10組。
コースは、狛江市の多摩川沿い・五本松から、小田急線の和泉多摩川駅付近までの約1400メートル。
このイベントに出場するクルーのひとつを率いるのは、仙川駅近くにある「POSTO」の運営者だ。
POSTOはアートスペースであると同時に、子どもたちに自由な学びの場を提供している場所。
いかだ作りも、参加する子どもたち自身がこの場所で取り組んできたという。
これらの活動からは、「これからの教育とはどうあるべきか」という問いへの、ひとつの実践的な答えが見えてくる。
活字で学ぶのではなく、身体を使って経験すること――それが、POSTOの運営者が意図していることのようだ。
川の流れを土手から眺めるのと、実際にいかだに乗って川を下るのとでは、まったく異なる体験になる。
いかだの上から見る対岸の景色は、それまでとはまるで違って見えるはずだ。
活字から得られるのは、知識にすぎない。
しかし体験から学ぶことは、ただの知識では終わらない。
それは、生きる力の源となる「好奇心」を育ててくれる。
こうして、「学ぶこと」と「生きること」とのあいだにあった境界線が、少しずつなくなっていくのだろう。このような体験を通して、一人ひとりの子だもたちの最適化(好きな言葉じゃないが)が図られていくようなに思う。