M男 罵倒オナサポ

日本の男性の何%が「M男」なのかを示す、信頼できる全国推計は、今回確認した研究では見つかりませんでした。 また、「男性の性的な好みは固定的で、女性は男性に合わせられる」という説明は、一般化しすぎです。

「M男」の割合は、何をMと呼ぶかで変わります。

例えば、次の人々は同じではありません。

  • 相手に主導してもらうことが好きな人
  • 服従する役割に関心がある人
  • 合意した痛みや羞恥に性的な魅力を感じる人
  • 空想では楽しむが、実際には経験したくない人

服従する役割と、痛みを好むマゾヒズムも区別する必要があります。

参考として、海外には次の調査があります。

調査結果注意点
オーストラリアの全国調査・2008年発表過去1年に性的パートナーがいた男性の 2.2% が、その年にBDSMを経験S・M両方などを含み、「M男」の割合ではない
ベルギーの成人1,027人・2017年発表男女全体の 46.8% がBDSM関連行為を一度以上経験、7.6% が自分をBDSM実践者と認識幅広い行為を含み、男性だけの数字ではない

質問が「最近の実践」なのか「一度でも経験」なのか「自分をどう認識するか」なのかで、数字は大きく変わります。これらから日本の「M男」の割合を算出することはできません。

「女性は男性に合わせられる」は、好みと行動を混同しています。

「合わせる」には、少なくとも三つの意味があります。

状況意味
自分も興味があり、試した結果好きになる好みの発見・変化
特に好みではないが、無理なく応じたい相手との調整
嫌われるのが怖く、嫌でも応じる圧力や不安による迎合

相手に応じたという事実だけでは、本人も好きになった、満足した、今後も望んでいるとは判断できません。

性的な希望に応じる行動を研究した2026年の調査では、交際関係にある675人の男女について、応じる頻度に男女差は見られませんでした。研究者は、性別役割への期待が圧力になる可能性も指摘しています。この調査一つで全人口を説明できませんが、「合わせるのは女性」という決めつけを支持する結果ではありません。

また、性的な好みの変わりやすさと、相手に応じる行動は別の問題です。今回挙げた調査は、「男性の好みは変わらず、女性の好みは変えられる」と証明したものではありません。

実際の関係では、「女性だから合わせられるはず」と考えるより、本人に「自分も好きなのか」「応じてもよい範囲なのか」「本当は避けたいのか」を聞くほうが確かです。男性がM的な役割を好んでも、女性が主導する役割を望むとは限りません。性別から相性を推測せず、二人の希望が重なる範囲を確かめることが大切です。

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Tetsuro Higashi

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