Maya : 時代が生む命題

サルの受精卵に人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を加え、「胚」というものを作り・・・サルの体内に人の臓器を作り、将来的には、その臓器を人体に移植して、医療に役立てる・・というもの。 

AIの進化であれ、上に記したような研究であれ、近未来的な「目的」は提示されているが、50年後はどうなっていくのかはもちろん、10年後の未来さえ、”危うい”。 ”神の領域」へ足を踏み入れてはならない・・という議論はあろうが、既に、始まっているものは止められない。 

倫理観に関しては・・最近ようやく「国際的ルール」は出来つつあるが、隠れてやられれば、何をされようが規制することはできない。 この研究自体が米国では法的に難しく、中国との共同開発でなされたという事実は、武漢ウイルスの起源とも重なってくる。

「手段」ばかりが先行し「目的」が見えない、定かでない、時として危ういということは様々な分野で現実的に(我々が知らないところで)どんどん進んでいる。 方や、宗教のような(死は恐れるに足らない、来世を案じることはない・・という)「目的」がはっきり語られてはいるが、それに至る「手段」を得ることが難しいこととも同時に向き合うことになる。 

 

2021年9月8日・・自民党総裁選とその後に行われる衆院選について、記しておきます。

この総裁選をとても興味深いものにした要因は、菅首相がオリンピックを無観客でやると決めてから始まったように思う。 無観客にすることによって保守層の支持を失い、同時に、強引にオリンピックを開催したことによりリベラル層の指示も失う。 現内閣支持率が急下降し、このままでは10月の衆院選に大敗するという自民党内部の(特に当落線上にいると思われる議員の)危機感が噴出したことから始まる。 

現時点で出馬すると思われる議員は5~7名くらいはいるだろうが、勝負なると思われる候補は4名に絞られる。 岸田、河野、高市、石破。 この中で、推薦人20人が確保でき、立候補を決めているのは、現時点では岸田と高市だけで、石破は今回は河野支持に回り(河野を総裁にし)自身は役職に就くという狙いがあるらしいこと(河野にとっては、石破からの指示は迷惑かもしれないが)。 また、真相は分からないが、河野は現時点での正式な立候補は表明してない(自身が所属する派閥の長である麻生が支持しないことが分っていることもあり、立候補の表明が難しいのかもしれない)。 ・・・私は新聞は読まないし、テレビも観ない。 ネットから得られる情報のみから、勝手な想像で書いているに過ぎないが・・。 

たぶん、事実上、岸田(中道)、河野(リベラル)、高市(保守)の三つ巴になる可能性が高い。 議員と党員の両方が50%づつの割合で投票する第1回選挙は、過半数を得られない場合は、その後の上位2名の決選投票となる。 3者が立候補すれば、1回目の選挙で過半数を得られる議員はいないと思われ、上位2名の決選投票になる確率が非常に高い。 1回目の当確は河野で、岸田と高市のどちらが2回目に進めるか?が焦点となりそう。 安倍と麻生が本気になって高市を押せば、岸田は分が悪そうなのだ。 もし高市が決選投票に残るようだと、河野と高市の勝負となり、安倍と麻生が本気になって高市を支持すれば、(高市が負けるようなことともなれば)保守の二大巨頭?のメンツにも関わり、壮絶な戦いとなるとも思われる。 表向きは(自民党を二分するかもしれない)保守とリベラルの戦いに見えるが、実態は、(衆院選となった場合)当落線上にあると思われる議員がどちらを勝ち馬と見るか? どちらを総裁にすれば(自らが)選挙に勝てるか? が、勝負の分かれ目になりそう。 

高市が敗れることになれば、安倍と麻生は一気に求心力を無くし、自民党自体が野党以上にリベラルな方向に進むことになりそう(現野党にとっては、最も不都合)。 高市に勝ってもらえば、野党にとってはリベラル色を出しやすいので、選挙を戦いやすい。 麻生にとっては、自身の派閥から立候補した者に敗れることになれば、大恥をかくことになり、引退に追い込まれる。 大手マスコミ・オールドメディアの高市に対するネガティブキャンペーンは半端ないものになりそうだし、安倍が本気になれば、電通などを動かし、半端ないポジティブキャンパーンを繰り広げることも可能。 

今回の総裁選がガチンコ勝負になることは十分予想され、メディアは総裁選を激しく報道するわけだから、自民にとっては衆院選では戦いやすくなる。 同時に、野党の存在感はますます薄くなる。 安倍と麻生の結束は固いこと、そのような状況下で、麻生と河野の”直談判”がどのようになるかが最も興味深い。 岸田が決選投票に残るとなれば、安倍・麻生は岸田を押すだろうから、この場合もガチンコ勝負となるが、岸田では衆院選が勝てないと(中堅以下の当落線上の議員は)河野に流れそうな気がしないではない、何せ、全て「無記名投票」なのだから、派閥の力学だけでは票は読めない。