
こころにカサブタが沢山ある オロナイン軟膏とか 絆創膏を差し伸べてくれる人が居るけど なんか申し訳なくて 情けなくて もっかい自分で剥がして 傷を化膿させたり流血させたり そんな日々で もうそんな優しい応急処置さえ 鬱陶しいと思ってしまう自分も嫌いで 古傷が無くなることもないけど もう増やすのも増えるのも嫌で仕方がなくて 毎日明日に怯えてる Essay & model : K.S.


みんな何かを失って 壊れている 壊れた所を治す術も分からず 平気なフリを身に付けて 過去に戻れたなら 未来を知れたらなら そんな叶いそうにもない幻想に想いを馳せて 戻っては来ない時間も人も空間も この先分からない運命も出会いも出来事も それだけは全員が平等で不明瞭 壊れて張り裂けそうな心を無にして 朽ちてく肉体を動かして 今日も何とか平気なフリして 不明瞭な未来を生きる Essay & model : K.S.





絶対や永遠という言葉がよく使われるが そんなものは存在しなくて 時に前触れもなく、 ふとした瞬間に失ってしまう事がある。 心地が良いな、ずっと続けばいいなと 思っていても呆気なく。 人間は愚かな生き物だから 失ってから気づく事が多い。 あの時どうすれば良かったのか どうしたらこんな結果にならなかったのか 過去の自分を呪う。 ただ、呪ったところで いくら自分を責めたところで 失ったものは戻って来ない。 あー、しょうもないな。 大事な物ほど儚いものなのだから。 仕方がなく、肩を落として前に進む。 Essay & model :K.S.
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