アート的な写真編集

アート的な写真編集

この写真はとても分かりやすいので、参考にしながら詳細を説明していきます・・・この画像が興味深く思える方は参考にしてください。 先ず、こういう画像にするためには、暗めに撮ってください。 写真から、その画像の輪郭だけを浮かび上がらせる(スケッチ加工)をしてみてください。 この画像をコピーして、拡大してみれば分かると思いますが、輪郭が強調されてます。 この編集によって、画像の明るさは増し、編集もしやすいと思います。 体のラインを見れば分かるように、強くラインが出ている箇所とそうでない箇所があります。 ここからは、”絵心”が必須になります。 どこもかしこも(ラインが)強くなれば、きつい印象になってしまいます。 それを回避するために、画像を拡大して(無駄と思われる)ラインを消して行きます。 鼻、口、顎あたりの輪郭はかなり強く出てますが、これは肌の白さと背景の髪の黒とのコントラストが強いことで生まれる「ライン」です。 明暗のコントラストの差が少ないところは、ラインが出てきません。 それと、グレーに見える箇所で、(ある種の色潰れを起こし)本来であれば真っ黒に見えるとこがグレーに反転するようになります・・これは、編集ソフトがクラッシュした状態になっていると思われます。 ラインが整ったら、ざらついた質感を整えるために「デジタルノイズを省く」編集をしてください。 「ソフト加工」は止めて方がよいです・・画像がボケてしまいます。

このような作業を「展示作品」として仕上げていくこととなると、10時間は軽く要しますので、かなり根気のいることなので、覚悟がないとできません。 上の作品は展示することはないので、3分で編集してますが、展示作品ともなれば、長辺100cmにもなるわけですから、アラが目立ってしまいます。 

参考資料?としては、中期のパブロ・ピカソの人物画を参考にしてください。 ラインのとり方が絶妙です。 このようなラインのとり方は、西洋人が浮世絵から学んだのかもしれませんが、今度は我々が盗み返す番かもしれませんね。

https://wordpress.com/page/tetsurohigashi.com/17799

投稿者:

Tetsuro Higashi

I was born and brought up in Tokyo Japan. Now I teach mathematics . At age 20 I took up painting. I took up taking photos before 5 years. I have learned taking photos by myself . I grew up while watching ukiyo-e and have learned a lot from Sandro Botticelli , Pablo Picasso. Studying works of Rembrandt Hamensz . Van Rijn, I make up the light and shadow. * INTERNATIONAL PHOTO EXPO 2015 / 26 February ~ 31 March Piramid Sanat Istanbul, Turkey * World Contemporary Art 2015 Nobember Piramid Sanat Istanbul, Turkey * Festival Europeen de la Photo de Nu 06 ~ 16 May 2016 Solo exposition at palais de l archeveche arles, France *2016 Photo Beijing 13~26th October *Sponsored by Tetsuya Fukui 23 February - 02 March 2019 Cafe & Bar Reverse in Ginza,Tokyo,Japan *Salon de la Photo de Paris 8th – 10th – 11th 2019 directed by Rachel Hardouin *Photo Expo Setagaya April 2020 in Galerie #1317 *Exhibition NAKED 2020 in Himeji    Produce : Akiko Shinmura      Event Organizer : Audience Aresorate December 1th ~ 14th  2020