
対立というのは、互いの存在を認め合っている状況なので、
話し合えば、歩み寄る余地がある。
ところが、
分断は、どちら側にも”正義”があり、
互いに否定的であり、歩み寄る余地がない。
もちろん、落し処もない。
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・・このことは、
リアルタイムに進行するアメリカの状況を見ていてのこと。
「不正は許さない」というのは”信仰”であり、
「不正も致し方ない」というのは”現実”です。
人が生きていくとき、
”信仰”に基づいて道を選ぶか?
”現実”を直視して立ち回るか?
大統領選のように二者択一を強いられると、
結果として、分断を招きます。
”信仰”と”現実”は互いに遠ざけ合う概念なので、
歩み寄る余地がない。
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今後、保守とリベラルという政党形態は崩れるでしょう。
共和党にも民主党にも、
”信仰”で生きる者、”現実”に生きる者はいるからです。