「不登校の子供たち」をそのまま「引きこもりの大人たち」
と置き換えてもよいが・・
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不登校の子の多くはゲームにハマっている
ハマっているというより、逃げ込んでいると言った方が正しい
彼ら、不登校の子はゲームの中だけに”活路”を見出している
現実(日常)とは違い、友達や親への気遣いはいらないし、
乱暴をとがめられることもなく、
自ら痛みを覚えることもない。
バーチャルであるが故、汗をかかずして”大活躍”できる。
そして、彼らはゲームにハマり込み、
煩わしさを伴う現実に戻ってくることはますます難しい。
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おおよそ20年前の不登校の子には”逃げ場”はなく、
ひとり悶々とし、引き籠り、精神を病んでいくケースを多く見てきた。
”活路”を見出せない時代であったからだろう。
ところで、昨今の不登校の子に”病む”ケースはあまり見当たらない・・
というより、本人でさえも、
(幸い?なことに)自らが病んでいるとも思っていない。
・・たとえ、ゲームの中であれ、彼らは活動的であれるからだ。
判断は難しいが、病んでいないのかもしれない。
病んでいるとすれば、外に出ない分、健康的に成長することは難しい。
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今では、当たり前のことになったが、
電車の中では、
居眠りをしてる人以外は全員がスマホに見入っている。
ユーチューブ・ゲームにハマっているか、SNSばかり気にしている。
驚くべきことは、ほとんどの人たちが現実世界へは無関心なことだ。
”賢い大人たち”は、半分、現実に生き、半分、スマホの中に生きている。
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不登校・引き籠りの子(人)に限らず、
現実世界から”距離”を置く人たちが多くなってきている。
スマホ・PCなどで、大抵のことは疑似体験できることであり、
あえて、リスクを冒してまで現体験する理由?はなくなった。
アニメ・漫画などでも、恋愛の疑似体験はいくらでもできる。
そこには、様々な感情や痛みさえも体験できる。
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疑似体験は他者の創ったストーリーであり、結末も予測がつくが、
現体験では自らストーリーを創らなければならないし、
それも、相手がある以上、自分の期待通りにはいかない。
結末もなければ、生涯引きずることにもなりかねない。
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スキンシップのないことが、体験と言えるのかどうか?
それもまた、難しい・・
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