
For to tell the truth
私はここに嘘は書かないが、真実をすべて書いてはいない
当然のことではあるが、本当のところを書けないことは多くある
他人のことであれ、自分のことであれ・・
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ところで、普段は書かないことに少し触れてみようと思う
これは私自身のことである
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もともと、写真は趣味の範囲でやって来た
あるとき、突然、展示会へ出るようになった
その作品は高額な金銭で取引される
ここから、プロとしての作家活動が始まった
それまでやって来たように、アマチュアとして好きなようにやってきたことと
プロでやっていくことに、そのこと自体は何ら矛盾はない
ところが、今後、EUでの企画展をひかえ、
目の肥えたコレクターの目に留まる作品創りを強いられる
真の意味でのプロとしての在り方を問われることになる
クオリティーの高い良い作品であると認められることは
さほど難しいことではないが、
買い手が1枚の写真へ高価なお金を出すかどうかは別次元の話である
展示会として、”芳しくなければ” 次はない、
ギャラリーからのオファーで成り立つ企画展とはそういうもの
傍から見れば、羨ましい状況であるかもしれないが
当の本人にとっては死活問題である、生きるか死ぬかなのだ。