”少女は今”

モデルと写真家の信頼関係・・先ずは、ここでの展示物に関して、モデルがこの写真を出されては嫌だろうな?と思えるような写真は使わない・・アートとは言え、何でもかんでも、そのままで良いということはないし、アート性が最優先させるというのは、概して、写真家の思い上がり。 誰にだって、体のどこかには写り込んでは「嫌だな・・」と思うようなところはある。その場合はレタッチで消す。 しわとかあざとか、その他いろいろ。 レタッチしてないように見せるのは、写真家の腕。

”少女は今”  model : Yuugao.I.  日本のファッションモデル  もちろん、被写体となる女性は少女ではありません。 一見すると、高校生に見えるという不思議な人。 僕は、女性に年齢確認することはないのですが、この時は初めてでしたので、問題を起こしては困るので、確認したわけです。 しっかりメイクしてるのですが、そう見えてしまう。 育った環境に因るのでしょうね、純朴な印象があり、なにより、誠実さがそのまま伝わってきます。

上の画像は、元の画像を右に回転させて載せてます。 タイトル「”少女は今”」を物語りそうなので・・

「いつのまにか少女は」

いつのまにか青い空がのぞいてる
思いつめた黒い雲は 逃げてゆく
君はどこで生まれての育ってきたの
君は静かに 音もたてずに 大人になった
Un un Un un un

白い膚が 光に触れまぶしそう
髪の色は 青い空に浮きたって
燃える夏の太陽は そこまできてる
君は季節が変わるみたいに 大人になった
Un un Un un un

いつのまにか 「愛」を使うことを知り
知らず知らず 「恋」と遊ぶ人になる
だけど春の短さを 誰も知らない
君の笑顔は悲しいくらい 大人になった
Un un Un un un Un un un

  詩:井上陽水

ランジェリーで撮ることは少ないのですが、インスタやFBも考えて・・と、言いながら、そういう写真をたくさん撮ってる・・それは、このモデルのランジェリー姿には変なエロティックさがないのですね、だらか、たくさん撮りましたし、背景のブルーとの兼ね合いもよく、写り込みも素晴らしいし。

この撮影のために、2か月前からの予約は入ってまして、はるばる九州からいらしてくださいました。 およそ4時間で5600ショット。 一回の撮影だけでカテゴリーに載せることはないのですが、複数回の撮影は困難なので、一度に無理して撮った次第です。 この画像を見て「ありゃ~」と思う人がいるかもしれませんが、特別な編集加工はしてません。

この画像を観ると、年齢なりの写り込みです。

こうして見ていると、仕草が美しい。 僕がランジェリーで撮ると、妙にエロティックになってしまうのですが、このモデルさんだと普通に絵になりますね。 次回は別のランジェリーで撮ろうと連絡しときました。 

全身が入るとこうなる、顔が小さいせいで余計に高く見える。

ショーウィンドーのマネキンみたいだ・・

コンビニでたばこ買おうとしたら、身分証の提示を求められたとか・・これじゃねぇ

撮影中に食事をするとお腹が出ると本人は言ってましたが、僕が買ってきた神戸屋のパンを一袋ペロリ。 結果このようになりました。 まぁ、それでも、僕の撮影では関係ないのですが・・。お腹は出ている方がダイナミックで良いですよね。

画像の上が窮屈になっているのも、175cmあるので、天井が入ってしまうことがその理由です。 

初対面で、3分後には信頼関係が出来上がるということがあるんだね・・今回初めてそれを感じた。 とても心地よい時間と空間を共有できたことに感謝している。 人間って、性格良いと得だよね、僕じゃなくて、モデルさんのこと。 それと、途中休憩してるとき、僕がモデルの頭をなでなでしてましたよ、ワンちゃんの頭をなでなでするでしょ、あの感覚。 こうして写真を観ながら想い起すと、あれは何だったんだろう?と・・ 先日、また、なでなでするからね・・と、連絡しときました。

今回の画像編集では、輪郭を強くするための「加工」をしてます。 それをすると、画質がざらつぎ、肌などにカサカサ感が出てきてしまいます。 質感としては、スベスベ感よりサラサラ感が好きなので、僕としては納得してます。

これから、女性ヌードを撮ってみたいと思う(初心者)フォトグラファーへ・・撮影スタート段階では、ポーズを固めて撮ろうとは思わない方がよいです。 ある程度、モデルの緊張感が撮れるまでは、出来る限り多くシャッターを切ってください。 300~500位シャッターが切れれば、モデル側は(良い意味でカメラを意識することを諦めてしまうので)カメラ目線もなくなり、硬さが取れていきます。

僕は女性ヌードばかり撮ってますが、よっぽど女性ヌードが好きなんですね!と、言われることがある。 それは否定しませんが、誤解のないように言えば、女性ヌードを透して投影される「美の世界」が何よりも好きなのです。

例えば、花の写真ばかり撮る人がいますね、僕には「花」は美しくもあるが、エロティック(グロテスク)にも見える。 なぜなら、そこで受精するという過程を考えれば、花は植物の性器なのですから。 花の造形をよく見ていると、女性器とほぼ同じです。 だから、花にレンズを向けることが何となく恥ずかしいのです。

こうして載せる画像は、全て自分好みなのだけれど、この画像は特に気に入っている。

僕にとって、最も大切なのは「ヘソ」の存在感。 だから、ヘソが写り込まない写真はあまり撮らない。 基本、ヌードでは撮らないモデルでも、ヘソの見える写真は残しておこう! と言うことを(僕の側から提案し)、結果、ヌードでの撮影になってしまうこともある(ヌードは公開しない約束なので、データだけを本人へ送ります)。 僕が今まで撮影した人のほとんどはヌードで撮影してます。 ネット上はダメだが、展示会ならばOKと言う人も多くいますね。 まぁ、いずれにしても、モデルになってくださる人の「OK」の承諾を得ることが前提です。

下の画像はSMの「縛り」のように見えますが、僕はそのような趣味はありません、モデルの方は分かりませんが。

寝ポーズが多くなると、顔の写らない画像が多くなる。体を撮りにいくから。

ここから下の3枚は、体の柔らかみが綺麗な陰影の中に見えるね。

このモデルさんは、「妖艶なヌード」の Keiko Ollivier さんに憧れていると話してました。 さかんに「凄い人ですね!」と、よっぽど気に入っている様子。 ・・ということで、同様な設定で撮ってみましたが、いかがでしょう?

僕の個人的な感想ですが、妖艶さとその迫力では Keiko Ollivier さんには敵いませんね、誰も敵わないと思いますが。 でも、このモデルさん独特なフワフワ感というか、柔らかさは素晴らしいと思います。 

人の体はそれぞれすべての部分において、他者とは違うわけで、ヌードになればそれら全てが写り込んでしまう。 だから、ヌードになるといことはかなりの勇気がいることでもあるし、相手(フォトグラファー)次第では、抵抗のない人もいるし、脱いで見せること見られることに満足感を覚えると思われるモデルも少なからずいる。 恋愛と同様で、ヌードになるということは、相手次第なのですよ(多くの男性フォトグラファーへ)。 

私個人としては、上の2枚が一番のお気に入りかもしれない。 背景と着物の色合い、そして何より、肌の質感と色合いが良い。 また、最もこのモデルさんらしいオーラを醸している。 髪のことで、ボブよりももっと長い方が良いのかな? と言ってましたが、僕はこの髪でよいと思います。

撮影というのは、モデルと写真家のある種のコミュニケーションなので、写真家のコミュ力は不可欠となる・・初対面の場合は特に。 僕の場合はこうしてたくさんのモデルを撮影し、展示会も多く出ているので、モデルさんが僕のプロフを調べてることもあり、信頼できる写真家と思われているので、撮影する場合の心得とか、進行具合など説明することはあるが、必要以上の会話はしません。 ただ、撮影前にいろいろと話し込んでいたら、3時間が経ち、2時間弱しか撮影できなかった・・なんてこともあったりする。 それでも、撮影することだけが目的ではないので、それでもよいかな・・と思っている。 信頼関係のある出会いがあり、色々と繋がっていけることが一番なのかな・・と最近は特に思うようになった。

年初に、コロナの状況が悪くならないなら、

再度、撮影することになっている。

出会いとは不思議なもの、ずっと前から知っている人のようだ。